2010年04月のアーカイブ

テーマ:比内地鶏話

今日は商品の試食と撮影を兼ねて特製だれに漬けた

比内地鶏を焼いていただきました。

やっぱりシンプルに焼くのが素材の良さが表れますね!

店長のブログ-ジューシ比内地鶏ひと口焼き鳥

見えますか!?下に滴るほどのジューシーな鶏油♪

この油があるからこそ旨いんですよ!比内地鶏は。

写真もなかなか綺麗に撮れました!

さて、タイトルの「一年に365回比内地鶏を食べる男」

ポイントは365日じゃなく、365回です。

今日のように私の場合、日々新商品の試作の試食や

撮影の為、終わった後にもったいないので食べたり。

もちろん自宅でもレシピ作りと撮影の為、料理して食べたりと、

年中比内地鶏を食べています。

多ければ1日3品も4品もザラです。

1週間毎日だってあります。

年中秋田にはおりませんので、さすがに毎日ではありませんが、

食べてる品数にすると間違いなく1年に365回は

比内地鶏料理を口にしているわけです。

こんなに比内地鶏を食べてる人は、日本中でほとんどいないんではないでしょうか?

(比内地鶏専門の板前さんか私くらいじゃないでしょうか)

なので私は言っております。

日本で3本指に入るくらい比内地鶏を食べています!と。

(本音では、日本一食べてると思っています!)

だからこそ、比内地鶏の美味しい食べ方も分かるのです。

比内地鶏を一年に365回食べる店長の店


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テーマ:目指せ100レシピ!

お客様に言われたことがありました

「お宅の比内地鶏肉、皮と脂身多いわね!」

普段私達が買う鶏肉はブロイラーが多いと思います。

ブロイラーの飼育は、薄暗い鶏舎で狭いカゴに入れられ、

運動せずに大量のエサを与えられ、約60日位の短期間で

育てられると聞きます。

これが悪いわけではなく、私も含めた消費者から見ると

安い鶏肉が買えるメリットがありますよね!

しかし、この鶏肉に馴れたせいか、

「鶏皮がブニョブニョして気持ち悪いから嫌い」

「脂身も美味しくないし、嫌い」

という、皮も脂身もなんだか余計な物のように

考えられる傾向が強くなった気がします。

そんな理由かは、分かりませんが、

スーパーなどの鶏肉は、皮や脂身を極力取り除いた

物が多い感じがします。

私も、あのグニョグニョした鶏皮が嫌いでした。

子供の頃は美味しくなくて、食べませんでした。

しかし、比内地鶏を始めて食べた時にものすごい驚きを覚えました!

「この鶏皮の歯ごたえ!この美味しさは何だ!?」

もう、厚みからして全く違います。

地面に放して運動した鶏は、こんなに皮が美味しいものか!?

店長のブログ-比内地鶏の皮

(比内地鶏の鶏皮をフライパンで炒めるだけの簡単「パリパリ鶏皮焼き」。

焼いているウチに出てくる脂をペーパーで取りながら、カリっと焼いて

塩コショウするだけの簡単レシピです!)

店長のブログ-比内地鶏の皮焼き

話を戻しますね。

こんな皮を食べてから鳥皮に対する考え方が変わりました。

そして、色々なプロの料理人達のコメントを見かけるようになり

それは確信に変わりました

「比内地鶏は肉も美味しいけど、皮と脂身の美味しさが絶品!」

やはり食材を扱うプロもそう感じたわけですね!

そんなこともあって、私は

「この美味しい皮も脂身も食べていただきたい!」

「こういう美味しさを伝えていかなければいけない!」

そう思っております。

なので、ウチではモモ肉やムネ肉からわざわざ

鶏皮や脂身を取り除くことはしていません。

この美味しい部分こそ一緒に召し上がっていただきたいのです。

そして

「お宅の比内地鶏肉、皮と脂身多いわね!」

と言われることのないよう、きちんと説明することの

大切さも学びました。反省です。

「皮と脂身多いわね!」

ではなく

「皮と脂身がすごく美味しかった!」

といってもらえるよう、比内地鶏のことを

きちんと発信していきたいと思います!

そういえば、子供の頃鶏皮が嫌いだった自分のように

我が家の子供達もブロイラーの鶏皮は食べれません。

美味しくないし、グニュグニュして気持ちわるいみたいです。

しかし、たまに私が比内地鶏の鶏皮を持って帰り、

フライパンで焼いて塩コショウして食べてると、

横から1つ取っては食べ、1つ取っては食べ。笑

「酒のツマミなくなるから、あんまり食うなー!笑」

と言うくらいに、子供が食べています。

美味しいものは、子供でも当然わかるのです!

比内地鶏を大好きな店長がやっているお店です


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テーマ:目指せ100レシピ!

先日、ヒヨコの段階で鑑別され、育てられない

比内地鶏のオス鶏の話を書きました

https://www.ajisho.jp/blog/hinaijidori/20141215-00000-1762.html

もったいない!

と思うのは当然私だけではなく、

当店の契約農場、渡辺比内地鶏ファームの渡辺さんも

当然そう思われております

「一応メスのヒヨコだけ買うんだけど、

やっぱり鑑別してもオスが混ざってくるんだよね!」

そんな言葉通り、農場を見るとチラホラとオス鶏が

見受けられます。

「もったいないよなぁ。

たしかに肉質が固いんだけど、

なんとかしたいよな」

渡辺さんの最近の口グセです。

そんなこともあり、渡辺ファームさんでは

去勢することで柔らかくなり、美味しくなるという

「シャポン」に興味を示し、実際に取り組み始めました

「送るから食べてみてよ!」

「なかなかイケるよ!美味しいよ!」

そんなことで、当店に一羽分送られてきました!

店長のブログ-比内地鶏シャポン モモ肉

こちらはモモ肉。

メスよりは赤みが強い感じでしょうか。

脂身もメスより少なめですね。

しかしデカイ!かなり大きいです!

メス鶏のモモ肉は1枚220g~250g位ですが、

オスのモモ肉を計ると・・・・・・・

400g以上!!!

410gと440gありました!

2倍までいかないけど、それに近い大きさ!

比内地鶏のメスは大体160~180日飼育され出荷されます。

オスは成長が早いので100~120日位でしょうか。

オスはそれ以上育てても、固くなって食べられる感じではありません。

しかしこの去勢したオス、比内地鶏シャポンは200日飼育!

200日もの飼育期間の地鶏なんてそうそういません。

(どこかの銘柄が、200日というのがあったような。。。)

比内地鶏のメスの160~180日だって、

日本で3本くらいに入る長期飼育ではないでしょうか。

ちょっと話が長くなりました。

実食です!

焼き上がりに縮まないように

フォークで全体に穴をあけ、塩コショウを振ってオーブンへ

店長のブログ-比内地鶏シャポン オーブンへ

肉がかなり大きいので、250℃の35分かけて両面焼きました。

持つと重いです!笑

そして途中裏返しつつ、完成です!

店長のブログ-比内地鶏焼き上がりました!

比内地鶏シャポンの豪快なモモ一枚焼き!

店長のブログ-美味しそう!

もうボリュームがすごいです!

400g以上の肉なので、4人位でいただけます。

さて、肝心の味は。。。。

200日も育てたオスの味では全くありません!

メスに比べると脂肪分は少ないですが、

すばらしい歯応と濃厚な鶏の風味が感じられます!

比内地鶏シャポン、いいじゃないですか!

旨いですよ渡辺さん!!!


ただし、比内地鶏メス肉と同様に

全ての料理方法に適しているとは言いません。


まだ試してませんが、この弾力は、

火を通しすぎると「固さ」になってしまいそうなので、

より美味しい調理方法で食べたほうがいいですね!



漬けだれに漬けておいてから焼くとこれはより美味しいだろうな~。


私も色々料理してみて、研究したいと思います。



料理のプロの方にも試作していただいてもらいたいですね、シャポン!


もったいない!を少しづつ形にしていきたいと思います!



比内地鶏シャポンの料理作りに励む店長のお店








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テーマ:無理矢理こじつけ話

今日は、こちらのお話を。

ココ最近秋田の新聞、NEWSで話題になっているのが

秋田市中通の日赤跡地の再開発問題。

美術館を移動するとか

商業スペースが当初より大幅に狭くなったとか

建設業者の選定が不鮮明だとか

中通地区だけの問題ではなく、

多くの税金が投入されることからも、

当然ながら秋田県、秋田市レベルでの

討論になってきます。

いずれせよ、根本にある

市民、県民が本当に必要とする施設。

そして、活力を生み出す為の施設。

予算だとか、利害関係だとかではなく、

根本から外れない目的を達成してもらいたいです。

当然周辺にあるアトリオン、アルヴェとキッチリ差別化できる

施設になるんでしょうね!?ココは?

と釘を刺したいところです!一市民としてはそう言いたい。

さて、日赤跡地と比内地鶏。

ここで比内地鶏を飼ったらどうなるか。

こじつけてみます。

~ここからは私の妄想の世界です~

テレビこんばんわ○○ニュースの時間です」

(TVニュースで放映されてるイメージでお読みください)

新しくOPENした日赤跡地の施設内にある

比内地鶏のミニ農場が観光客に好評です。

ミニ農場は、秋田名物の1つである比内地鶏を

実際に見てもらおう!ということで約10羽ほどの

鶏が放し飼いで飼育されています。

こちらの農場は、観光客向け、ということだけでなく、

近隣の3つの小学校の生徒らの課外学習としても

利用され、鶏の飼育を体験することにより、

命の大切さ、また比内地鶏をより身近に感じてもらう

ことも目的とされています。

そして、当初懸念されていた鶏糞による

近隣への臭いなどの問題は、地元○○社が

開発した「鶏糞を有機肥料へ変える機械」が

導入され、○○社の技術をアピールする場にも

なっているようです。

有機肥料は、施設内の庭にある植物の肥料に

使われております。

また、周辺の商店街では、比内地鶏ミニ農場の

人気にあやかり、比内地鶏を取り入れたメニューや

お土産品の販売も目立ち始め、

新たな、「比内地鶏の街」が誕生しています。

施設では、「今後は比内地鶏関連のイベントも

多く実施して、集客に繋げていきたい」との

コメントをしております。

また、同地区では比内地鶏を使ったB級グルメの

開発もスタートした模様です。

以上、○○NEWSでした。

すごいこじつけですが、

もしかしたら比内地鶏が思わぬ集客の目玉になるかも!?

これは店長による妄想なので、

苦情、細かいツッコミは、ご遠慮ください。笑

秋田駅前の街中で比内地鶏を放し飼いする野望を持つ店長の店


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テーマ:比内地鶏話

「比内地鶏って美味しいけど高いよね~」

そんな言葉をよく耳にします。

高い理由。

飼育日数が長い

飼料代がかかる

飼育管理費もそれに伴って割り増す等など

いくつかの理由がありますが、

もう1つ理由があります

実は比内地鶏、流通しているほとんどがメス鶏

「え!?オスは?」

そんな疑問も出てくると思います。

私も初めて聞いた時は、そう思いました。

比内地鶏のオスはメスに比べ

・肉質が固い

・脂身が少ない

・オス特有の強い香りがある

などの理由で敬遠されることもあるらしく、

オスも一部生産されていますが、

ほとんどがメス鶏なんです

敬遠される!?

一体どこの誰がどの位の割合で敬遠したのでしょう。

雄か雌かを言わず、何人に食べ比べさせ、

何人が敬遠したのでしょうか!?

謎です。

店長のブログ-中央が比内地鶏の雄

(中央の綺麗なのが雄。まるで邪魔者扱い!?)

さてそれはさておき、

「ではオスはどこへ!?」

という話ですが、ヒヨコの雄雌の鑑別時に雄は・・・・・・・

まぁ、育てないということです。

・・・・・・もったいない。

本当にもったいない。

こうして鑑別して雌だけを育てることも

比内地鶏の価格を上げる要因の1つとされているのです。

雄と雌の生まれる比率までは私も分かりませんが

仮に半々だとしたら、半分は育てられていない

ということです。

そりゃスタート段階から高くなるわけですよ・・・

ただ、比内地鶏というブランドが育ってきたのは

こんな厳しい条件もあったからだとも思います。

そんなこともあり、数年前から秋田県では

この雄鶏を有効に活用できないか?

という研究がされてきました。

雄を去勢することで、ホルモンバランスを変化させ

肉質を変えるというもの。

牛でもありますよね。

去勢した牛肉がよく売られています。

フランスでは去勢した雄鶏は高級食材としても人気で

「シャポン」と呼ばれたりしてますよね

まさに「比内地鶏シャポン計画」

というタイトルでした。

たしかそんな感じでしたね!

良いことですね!

普通にもったいないですもの!

ちなみに雄鶏でも比内地鶏ですよ。

基準通り育てれば秋田県の比内地鶏認証ブランド

の比内地鶏です。

何度が食べたことがありますが、

確かに雌より脂が少ないので

肉質は締まっています。

味も鶏の味が濃厚です。

私的に食べた時は

「どこかの名産だったキジ肉に似た感じかな!?」

なんて思いました。

敬遠されている理由は、

・肉質がより柔らかく

・クセがなく

・霜降りほど高級

そんな日本人の肉の好みの問題ではないでしょうか。

確かに雌鶏よりは、食味は下だとは思いますが。

でも、これ位で育てないなんてやっぱり・・・・・・・・もったいない!

キジやカモなど、多少クセのある味が好きな方!

きっと気にいるだろうな~、なんて思ったりします。

あなたも比内地鶏の雄、食べてみたくありませんか!?

次回は、そんな去勢鶏、比内地鶏シャポンを

実際に食べたお話を

比内地鶏の雄も大事にしたい店長の店


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