2010年4月4日のアーカイブ

テーマ:目指せ100レシピ!

先日、ヒヨコの段階で鑑別され、育てられない

比内地鶏のオス鶏の話を書きました

https://www.ajisho.jp/blog/hinaijidori/20141215-00000-1762.html

もったいない!

と思うのは当然私だけではなく、

当店の契約農場、渡辺比内地鶏ファームの渡辺さんも

当然そう思われております

「一応メスのヒヨコだけ買うんだけど、

やっぱり鑑別してもオスが混ざってくるんだよね!」

そんな言葉通り、農場を見るとチラホラとオス鶏が

見受けられます。

「もったいないよなぁ。

たしかに肉質が固いんだけど、

なんとかしたいよな」

渡辺さんの最近の口グセです。

そんなこともあり、渡辺ファームさんでは

去勢することで柔らかくなり、美味しくなるという

「シャポン」に興味を示し、実際に取り組み始めました

「送るから食べてみてよ!」

「なかなかイケるよ!美味しいよ!」

そんなことで、当店に一羽分送られてきました!

店長のブログ-比内地鶏シャポン モモ肉

こちらはモモ肉。

メスよりは赤みが強い感じでしょうか。

脂身もメスより少なめですね。

しかしデカイ!かなり大きいです!

メス鶏のモモ肉は1枚220g~250g位ですが、

オスのモモ肉を計ると・・・・・・・

400g以上!!!

410gと440gありました!

2倍までいかないけど、それに近い大きさ!

比内地鶏のメスは大体160~180日飼育され出荷されます。

オスは成長が早いので100~120日位でしょうか。

オスはそれ以上育てても、固くなって食べられる感じではありません。

しかしこの去勢したオス、比内地鶏シャポンは200日飼育!

200日もの飼育期間の地鶏なんてそうそういません。

(どこかの銘柄が、200日というのがあったような。。。)

比内地鶏のメスの160~180日だって、

日本で3本くらいに入る長期飼育ではないでしょうか。

ちょっと話が長くなりました。

実食です!

焼き上がりに縮まないように

フォークで全体に穴をあけ、塩コショウを振ってオーブンへ

店長のブログ-比内地鶏シャポン オーブンへ

肉がかなり大きいので、250℃の35分かけて両面焼きました。

持つと重いです!笑

そして途中裏返しつつ、完成です!

店長のブログ-比内地鶏焼き上がりました!

比内地鶏シャポンの豪快なモモ一枚焼き!

店長のブログ-美味しそう!

もうボリュームがすごいです!

400g以上の肉なので、4人位でいただけます。

さて、肝心の味は。。。。

200日も育てたオスの味では全くありません!

メスに比べると脂肪分は少ないですが、

すばらしい歯応と濃厚な鶏の風味が感じられます!

比内地鶏シャポン、いいじゃないですか!

旨いですよ渡辺さん!!!


ただし、比内地鶏メス肉と同様に

全ての料理方法に適しているとは言いません。


まだ試してませんが、この弾力は、

火を通しすぎると「固さ」になってしまいそうなので、

より美味しい調理方法で食べたほうがいいですね!



漬けだれに漬けておいてから焼くとこれはより美味しいだろうな~。


私も色々料理してみて、研究したいと思います。



料理のプロの方にも試作していただいてもらいたいですね、シャポン!


もったいない!を少しづつ形にしていきたいと思います!



比内地鶏シャポンの料理作りに励む店長のお店








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