秋田味商 社長ブログ

東北電力の計画停電により、

秋田市、潟上市が停電地区になっております。

これにより当店と工場は、

本日１７日は１５時で営業を終了いたします。

東北電力の発表によると、正式な発表は

開始前に発表するとのことですが、

開始前の発表がいつなのか不明のため、

停電になることを前提に判断させていただきました。

先ほど秋田市内を車で走ってきました。

今日もあちこちで渋滞がおきておりましたが、

どこから続いているのか、分かりませんでした。

途中、何台もガソリンを運ぶタンクローリーを

目にしましたが、締まっているスタンドが大半でした。

いつからガソリンが順調に供給されるのか

まだ分かりません。

そうなると運送便の再開も全く分かりません。

秋田市内のスーパーでは、野菜類がだいぶ入荷しています。

肉、魚類も少ないですが並ぶようになりました。

パン類も少しづつ入荷しておるようですが、

すぐに売れきれる状態です。

相変わらず空になっているのが、

カップラーメン、レトルト食品、乾物、小麦粉類などの

常温保存可能な食品。

野菜、米、パンなどは地元企業や農家の努力で

製造、配送まで出来ることから供給されていると思われます。

しかし、カップラーメンやレトルトなどの

県外の大手メーカーが製造する食品は、

県外の工場や拠点倉庫に在庫があっても物流がストップしているせいで、

製品が入ってきていないのだと思います。

ガソリンも食品も国内には豊富な在庫があるのですが、、

それらを運ぶ手段がないことで、

このような行き渡らない状況になってしまっています。

世界に誇る、日本の物流機能をもってしても、

混乱を招いていることは、今回の災害の被害の大きさを

改めて物語っております。

一日も早く、被災地の方々、

そして困っている人達に必要な物が届くことを願っています。

秋田味商　工藤

秋田でも日に日にガソリンスタンドに並ぶ車の列が

長くなってきている気がします

「石油タンク等の地震の点検もほぼ終わった」

「国の石油備蓄も出される」

といったことも聞こえ始め、徐々にガソリンの供給も戻ってくるとの

話も聞こえましたが、具体的にいつからなのかも何ともわかりません。

明日予定されていた東北電力の計画停電も中止になったようです。

秋田市も工場のある潟上市も中止のようです。

「一体どっちなんだ！」と文句を言うより、

多くの人達が節電に協力しているからこその中止、

と思いたいですね。

このような状況になると、

こういったブログや、ツイッター、フェイスブックなどでも

非難や批判コメントが増えてきます。

応援の形、支援の形、協力の形は

人それぞれ違うと思いますが、応援したい気持ちがあるのは

みんな一緒だと思います。

批判、非難も出るとは思いますが、

みんなそれぞれの分野で頑張っていることも

忘れてはいけないと思います。

当店では今日一日中、運送便がストップしているため

発送できないお客様へお電話をしたり、

発送遅れが生じていることをお伝えするハガキ作りを全員でやっています。

「遅れていて申し訳ありません」

と電話でお詫びすると

「全然急がなくていいですよ！そちらは被害大丈夫でしたか？」

「わざわざ連絡ありがとうございます。」

と、逆にお気遣いの言葉を沢山いただきました。

皆さん大変な状況ですが、こんな人の温かさや、

気遣っていただける方が多かったのがすごく嬉しかったです。

本当にありがとうございます

秋田味商　工藤

現在の業務は一日中お取引先様との情報交換になっています。

「商品発送の目処は？」

というお問合せが圧倒的に多いです。

３月１５日１７時現在。

主要な宅配業の

ゆうパック

ヤマト運輸

佐川急便

全てが秋田県内の発送を受け付けておりません。

秋田県に限らず北海道、東北、茨城に関しては、

荷物の出荷も配達もストップしています。

この他の地域に関しても通常１～２日で着くところが、

１週間程かかる可能性があるという状況。

そのような状況なので運送屋さんの復旧がないと

何とも出来ない状態となっております。

現在はそういった状況をご理解いただき、

ありがたく感じております。

運送屋さんの復旧もやはりガソリンの供給ということです。

こういった運送屋さんの再開待ちなので

「いつから発送できますか？」

というご質問に何とも答えれない状況でもあります。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、

もうしばらくお待ちください。

秋田味商　工藤

あちこちでガソリン不足が深刻化してきました 秋田でも開いているガソリンスタンドには長蛇の列 給油できればまだ良いほうで完売で給油さえ出来ない方も大勢いると思います ガソリン不足が深刻化してきました 私も今ようやく給油できそうなスタンドを見つけ並んでおります ２０リットルという限定ですが助かります この給油で動けるようになった分は品不足で困っている小売店、その先の困っている地域の方に品物をお届けできるよう活用したいと思います 私達が今出来ることを微力ながらもしなければと強く感じます 秋田味商 工藤

地震後の仕事初日となった本日。

電気、水道、電話などの復旧により、

昨日、おとといよりは状況は良くなりました。

しかし、次第に新たな問題も続出してきております。

その中の１つ。

頭を悩ませるのが物流機能が

ストップしていることから起きる様々な問題です。

私どもは食品関係の仕事です。

原料や資材がないと製品は作れません。

物流がストップしているとこういった物が入ってこなくなります。

また、保管している原料や既に製品となり在庫している物もあります。

しかし、これを発送する手段がありません。

困っている方へ届けるにしろ、

ご注文いただいた物をお送りするにしろ、

店舗へ納品するにしろ、

物流がストップしているとお届けできないのです。

地元秋田県内であれば自分達で配達も出来ますが、

県外となると運送屋さんに頼るしかありません。

物流の回復は災害で遮断された道路などの復旧、

そして今後ガソリンが地方に供給されないと、

車も使えなくなってしまいます。

物を作る為の原料。

物を作るために稼動させる工場で必要とする電気、ガス、重油など。

そしてそれらを運ぶ為に必要な車のガソリン。

これら１つ１つがクリアされていかないことには、

物流は回復していかないと思われます。

物流が回復しないと、また新たにそこから問題が

発生することは容易に想像がつきます。

現在品薄となっているガソリン、電気。

限られた資源をどこに優先的に回すのか。

物流、小売店、地域住民等々・・・・・

当然どこも欲しいですし、必要としていることは分かりますが、

やはり被災地の救助活動、避難生活をされている方への

提供が最優先であることは言うまでもありません。

まだニュースには出てこないこうした

物流に関する２次被害、３時被害が始まってきております。

秋田味商　工藤