テーマ:比内地鶏話

昨日、秋田県比内地鶏ブランド協議会の打合せがあり参加してきました。

現在、比内地鶏については秋田県が主導する認証ブランドがあり、

特定JASの地鶏基準より更に厳しい基準を設け、基準をクリアした施設に対し、

秋田県が認証ブランドを与えています。

当店のブランド票です。

比内地鶏マイスターを目指す店長の日本一の比内地鶏ブログ-比内地鶏ブランド認証票

当店の場合は、「加工食品」と「食肉処理」の

2部門で認証されております。

昨日はそれプラス、鶏を解体する「食鳥処理」の施設の

皆さんも集まった打合せでした。

簡単に言うと比内地鶏の飼育など育てる人達とは違う、

加工や販売する側の集まりですね!

さて、生産数の減少が問題になっている比内地鶏の

消費拡大を目指す県の本年度事業の説明がありました。

比内地鶏の生産数はピーク時に比べ、

昨年度はおよそ25%位のマイナスになっています。

また、比内地鶏はきりたんぽ鍋の食材として

使用されることが高く、需要が冬場に偏っている傾向があります。

これは比内地鶏関係者の皆さんが抱えている問題です。

どうやって年間通して安定した生産、販売ができるか!?

ということです。

ということで、鍋以外のメニュー開発、年間を通して提供が可能なメニュー開発を

県が行おうということです。

新たなメニュー開発を一流シェフや料理栄養学専門の大学に依頼して行うようです。

予算は約600万。

さて、どんなレシピや料理が出てくるものでしょうか。

数多くのバラエティー豊富なメニュー開発ではなく、

新たな定番となるようなメニュー開発が今回の大きなポイントです。

600万の予算が高いか安いかはわかりませんが、

財政が厳しい県の予算を投入して行う事業。

結果が出る出ないで、来年の比内地鶏の予算が

どうなるかも関係する気がします。

飲食店や観光地でも年間通して提供できるメニュー。それは

・「食べたい!」と思われるメニューであるか?

・そして、そのメニューは比内地鶏である必要、理由があるのか?

そんな所もポイントになると思います。

定番メニューの開発。

難しいポイントは多そうです。

そう簡単に定着するものでもないし、定着させるには今年だけではなく、

来年、再来年と継続していくことも必要ではないかと感じました。

「定番メニューの定着は本年度だけでなく、長期スパンでの取り組みでないと結果は出ないのでは!?今年だけやっても上手くいかないのでは?」

と、私なりの意見をだしたところ

「需要回復を県におんぶに抱っこでは困る」なんて言われてしまいました。。。。。。。。

・・・・・・・・・・・・・

おんぶも抱っこもしてるつもりは全くありませんし、

需要回復もお願いしたこともありませんがね。はい。

いずれにしろ、当店でも新たなメニューは常に考えてきてることなので、

今回こうして集まった同じ業界の皆さんと協力して、新たな行動を起こして

比内地鶏をより広めていきたいですね!

色々書きましたが、比内地鶏の需要回復の想いは

皆さん一緒なので、当店も微力ながら頑張りたいと思います!!!

比内地鶏ときりたんぽ鍋の店 秋田味商


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