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テーマ:比内地鶏話

当店は創業して19年。

秋田の名産品を取り扱う会社としてスタートしたわけですが。

振り返ると、商品を真似されることが多いな~

と感じます。笑。

笑っちゃいけませんね。

昔、つゆ付きのお土産用稲庭うどんの1000円を出したら、

バカ売れし、一気にみんなが真似しました。

きりたんぽ鍋セットにストレートスープを

使ったら他でもあちこちで使い始めたり

綺麗な化粧箱入り比内地鶏カレーを出したら

店長のブログ-比内地鶏カレー

表示やら何やら同じようなパッケージのカレーが出てきたり

個食の比内地鶏鶏中華そばを出したら

店長のブログ-比内地鶏鶏中華そば

同じような商品が続々出てきたり

そしてついにコレも出てきましたね。

鶏塩スープで食べる稲庭うどんを出したら

店長のブログ-鶏塩うどん

これまた、比内地鶏塩スープで食べる稲庭うどんが

出てきたり。パッケージまで似てたり。

「真似したんじゃねーよ!」と言われるかもしれません。

そうなると流行の先端を行ってるだけでしょうか!?笑

まぁ、真似されるほど良い商品を売っている当店ですが(笑)、

真似されて同じような商品が出てきても私は構いません。

これ本当にそう思います。

切磋琢磨して互いに品質向上して、業界全体が活気づいて

秋田の食品業界全体が伸びていくわけですからね☆

新たな名物もそこから生まれるかもしれません!

いいことだと思います。

もちろん、当店も他店に負けないよう、

お客様に喜んでもらえるよう、

良い商品作りに励むだけです。

大事なのは、

秋田の味を伝える者としての責任を持つこと、

だと思っています。当店は

お客さんに「美味しかった!」と喜んでもらえるのが何よりの喜びです。

秋田でも売れてる商品の上辺だけ真似し、その価格の下をくぐるだけの安売商品を見かけることが少なくありません。

せっかくどこかの会社で、良い商品を作っても一緒に盛り上げるどころか、足を引っ張るような状態。

私は、類似品でも2つあると思います。

より品質を高めた、競争し合うような類似品。

これは良い類似品だと思います!

活気が出てくるんではないでしょうか!

これは、私も賛成!やりたいくらいです!

悪い類似品は?

見た目だけ似たような商品にして品質は悪く、価格競争ばかりに目を向けてる商品

これだと、全体のイメージまで下げてしまいます。

お土産品は、安く売ることばかりが優先され、安い物ばかり売る店だらけになったら、

自分達で自分達の産業を潰すようなものです。

秋田の名産品が、そんな成長のない価格競争にだけはならないことを祈っています。

日々比内地鶏のことばかり考えている店長のお店


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テーマ:比内地鶏話

私の中で、「魔法の油」というものがあります。

それがコチラ!

店長のブログ-比内地鶏の鶏油

この正体は、なんでしょう?

これは、比内地鶏の油、別名「鶏油(ちーゆ)」と

呼ばれています。

これは、「脂」に熱を加えて抽出された「油」なんですね!

鶏の旨みがたっぷり詰まった独特の味わいの動物性油。

きりたんぽ鍋のダシが美味しかったり、

比内地鶏のつゆが美味しいのは、

肉から出る旨みと、この鶏油のせいだったりします。

黄金色の鶏油は、脂の固まりや

脂の多い手羽や皮などからよく取れます。

これが比内地鶏の脂のブロックです。

これで30羽分くらいかな。

店長のブログ-鶏脂

ラーメン屋さんなんて、ものすごく欲しがると思います。笑

比内地鶏の脂なんてなかなか売ってませんからね。

さて、これを煮ていると表面に黄金の油がたっぷり溶け出してきます。

店長のブログ-鶏油を抽出

程よいサラサラ感とでもいいましょうか、

ドロドロではなく、トロトロというか。

そんな感じになってきたら、油をすくいます。

あまり熱を加え続けると酸化してしまいますので。

店長のブログ-比内地鶏の鶏油

そして出来上がるとこんな感じ!

ラーメン屋さんでも鶏油を使っているお店は

沢山あると思います。

ラーメンランキングでも上位に入ってくる

神奈川で比内地鶏ダシのラーメンで人気の某お店でも

比内地鶏鶏油使ってますね!

鶏油を加えると、スープに深みが出ますし、

油っこいしつこさも少ないですし、

なにより鶏の旨みが滲みでるんです!

そんな感じで、例えば市販の麺つゆを薄めただけのスープでも、

この比内地鶏の鶏油をサっと加えただけで、

ものすごく上品で、鶏の香りが広がる高級スープに早変わり!

店長のブログ-スープに比内地鶏の鶏油を数的

比内地鶏の鶏油、まさに「魔法の油」と呼ぶのに

ふさわしい鶏油だと思います。

残念ながら比内地鶏の鶏油だけで売ってるところは

ないと思います。

鶏油だけの抽出っていうのも結構手間もかかりますし、

皆さんガラなんかと一緒に煮てスープにしていると思います。

ですが、本当に旨いこの比内地鶏の鶏油!

是非皆さんに手軽に味わっていただけるよう

私は、どういう形で商品化したらよいか考えている日々です。

皆さんだったら、この比内地鶏の鶏油をどんな料理で味わいたいですか?

良かったら、教えてくださいね!

比内地鶏の鶏油で美味しい料理を作りたい店長のお店


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テーマ:比内地鶏話

東京でラーメン屋さんをやってるという方から電話がきました
どうやら比内地鶏ガラを探しているようでした
うちで販売している業務用の比内地鶏ガラについて色々受け答えしているうちに
モミジ(足)の話やら鶏油の話、出汁の取り方の話になり、しばらく話をさせていただきました
仕事の電話といえ、はっきり言って・・・
楽しいです!笑
大好きな料理の話、ラーメンスープ作りの話など、とにかくワクワクしてしまいます
変でしょうか?笑
なかなか周りに、料理の話を色々出来る方がいないので、こんな電話は嬉しくなってしまいます!
どしどし比内地鶏のお問い合わせ、質問ください!


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テーマ:比内地鶏話

今日は商品の試食と撮影を兼ねて特製だれに漬けた

比内地鶏を焼いていただきました。

やっぱりシンプルに焼くのが素材の良さが表れますね!

店長のブログ-ジューシ比内地鶏ひと口焼き鳥

見えますか!?下に滴るほどのジューシーな鶏油♪

この油があるからこそ旨いんですよ!比内地鶏は。

写真もなかなか綺麗に撮れました!

さて、タイトルの「一年に365回比内地鶏を食べる男」

ポイントは365日じゃなく、365回です。

今日のように私の場合、日々新商品の試作の試食や

撮影の為、終わった後にもったいないので食べたり。

もちろん自宅でもレシピ作りと撮影の為、料理して食べたりと、

年中比内地鶏を食べています。

多ければ1日3品も4品もザラです。

1週間毎日だってあります。

年中秋田にはおりませんので、さすがに毎日ではありませんが、

食べてる品数にすると間違いなく1年に365回は

比内地鶏料理を口にしているわけです。

こんなに比内地鶏を食べてる人は、日本中でほとんどいないんではないでしょうか?

(比内地鶏専門の板前さんか私くらいじゃないでしょうか)

なので私は言っております。

日本で3本指に入るくらい比内地鶏を食べています!と。

(本音では、日本一食べてると思っています!)

だからこそ、比内地鶏の美味しい食べ方も分かるのです。

比内地鶏を一年に365回食べる店長の店


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テーマ:比内地鶏話

「比内地鶏って美味しいけど高いよね~」

そんな言葉をよく耳にします。

高い理由。

飼育日数が長い

飼料代がかかる

飼育管理費もそれに伴って割り増す等など

いくつかの理由がありますが、

もう1つ理由があります

実は比内地鶏、流通しているほとんどがメス鶏

「え!?オスは?」

そんな疑問も出てくると思います。

私も初めて聞いた時は、そう思いました。

比内地鶏のオスはメスに比べ

・肉質が固い

・脂身が少ない

・オス特有の強い香りがある

などの理由で敬遠されることもあるらしく、

オスも一部生産されていますが、

ほとんどがメス鶏なんです

敬遠される!?

一体どこの誰がどの位の割合で敬遠したのでしょう。

雄か雌かを言わず、何人に食べ比べさせ、

何人が敬遠したのでしょうか!?

謎です。

店長のブログ-中央が比内地鶏の雄

(中央の綺麗なのが雄。まるで邪魔者扱い!?)

さてそれはさておき、

「ではオスはどこへ!?」

という話ですが、ヒヨコの雄雌の鑑別時に雄は・・・・・・・

まぁ、育てないということです。

・・・・・・もったいない。

本当にもったいない。

こうして鑑別して雌だけを育てることも

比内地鶏の価格を上げる要因の1つとされているのです。

雄と雌の生まれる比率までは私も分かりませんが

仮に半々だとしたら、半分は育てられていない

ということです。

そりゃスタート段階から高くなるわけですよ・・・

ただ、比内地鶏というブランドが育ってきたのは

こんな厳しい条件もあったからだとも思います。

そんなこともあり、数年前から秋田県では

この雄鶏を有効に活用できないか?

という研究がされてきました。

雄を去勢することで、ホルモンバランスを変化させ

肉質を変えるというもの。

牛でもありますよね。

去勢した牛肉がよく売られています。

フランスでは去勢した雄鶏は高級食材としても人気で

「シャポン」と呼ばれたりしてますよね

まさに「比内地鶏シャポン計画」

というタイトルでした。

たしかそんな感じでしたね!

良いことですね!

普通にもったいないですもの!

ちなみに雄鶏でも比内地鶏ですよ。

基準通り育てれば秋田県の比内地鶏認証ブランド

の比内地鶏です。

何度が食べたことがありますが、

確かに雌より脂が少ないので

肉質は締まっています。

味も鶏の味が濃厚です。

私的に食べた時は

「どこかの名産だったキジ肉に似た感じかな!?」

なんて思いました。

敬遠されている理由は、

・肉質がより柔らかく

・クセがなく

・霜降りほど高級

そんな日本人の肉の好みの問題ではないでしょうか。

確かに雌鶏よりは、食味は下だとは思いますが。

でも、これ位で育てないなんてやっぱり・・・・・・・・もったいない!

キジやカモなど、多少クセのある味が好きな方!

きっと気にいるだろうな~、なんて思ったりします。

あなたも比内地鶏の雄、食べてみたくありませんか!?

次回は、そんな去勢鶏、比内地鶏シャポンを

実際に食べたお話を

比内地鶏の雄も大事にしたい店長の店


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