テーマ:日常のお話,限定商品

秋田の美味しいもの好き、秋田味商の工藤です!

 

秋田で初夏を感じる食材はいろいろあります。

岩ガキも始まったしサクランボも美味しい(秋田の岩ガキとサクンランボって知名度低いですが味は最高です♪)

そして、じゅんさいも秋田では初夏を感じる食材の1つ

 

秋田の美味しい食材の知識にはちょっと自信のある店長工藤が、じゅんさいの美味しい食べ方や収穫についてご紹介します。

 

junsai11

じゅんさい日本一の生産量を誇る秋田県。

その中でも産地は三種町(みたね)に集中しており、5月~7月頃に三種町に行くと、沼に小さな船を浮かべ、ずっと下を見て何やらモゾモゾしてる人達の姿を見かけます笑

 

これは遊んでるわけではなく、じゅんさい採りをしています^^

 

junsai5

思わず近くに行って収穫風景を見たくなるのがワタシ

 

最初に聞いたのが「船から落ちたことないですか?」という質問から笑

あるそうです笑

 

さて。じゅんさい。

 

junsai7

一見、葉だらけでどこがじゅんさい?と思えます

しかし葉を寄せると・・・

junsai4

ありました!!

「じゅんさいって何の部分を食べてるんだろう?」と常々疑問でしたが、これを見て納得。

じゅんさいは、葉が開ききっていないツボミというか幼葉の部分なんですね!

これが育つと葉になるわけです

 

junsai10

じゅんさい採りは、まさに人手作業。

水中に手を入れ、この芽を1つづつ摘み取る作業の繰り返し。

だから小舟に乗ってる人達は、ずーーーーーと下を見てモゾモゾしてるわけです

junsai8

親指に金属で作られた爪のようなものを着けて採ります。

じゅんさい収穫用の作られた小道具。先人の知恵ですねー

 

junsai1

ずっと腰を曲げた状態で何時間も続く収穫作業

・・・これは大変ですよ^^;

junsai9

手慣れた様子で次々に収穫されたじゅんさいは船の中に置いている箱に入れられていきます

表面がプルプルのゼリーに覆われてるのが分かりますね!!

こうして大変な収穫作業の後、洗浄、選別などをし、店先で販売されるわけです。

 

ちなみに生だと冷蔵庫で1週間ほどの日もちしかしないので、「生(未加熱)じゅんさい」が食べられるのは、一年の内、収穫が行われる5月下旬~7月頃だけになります

あとは、熱を加えて処理したボイル済みのものが年中通して購入が可能です。

 

でも、そう聞くとやっぱり季節限定の「生」が食べたいですよね^^

とうぜん食べるべきです笑

 

年中売ってるボイル済じゅんさいは、容器から開けて軽く水洗いすればすぐそのまま使えますが、生じゅんさいは一度茹でる必要があります

 

じゅんさいレシピ7

沸騰したお湯に入れ、サっと茹でるだけ。20~30秒程度でしょうか。

茹ですぎるとせっかくの食感とヌメリがなくなってしまいますので注意。

 

茹でると、やや赤身のあった色が鮮やかな緑色になります

じゅんさいレシピ1

美しい!!! 茹でた後は冷水につけて冷ましてザルで水切りして下処理OK!

あとはお好みの料理に使います。

 

茹でたり冷ましたりと「面倒だなー」と思う人がいるかもしれませんが、美味しいものを食べるのに手間は必要なのです。

年中買える「ボイル済み」のものとは歴然の差がある「生じゅんさい」を食べるには、ちょっとの手間は頑張りましょう^^

茹でたじゅんさいは、定番の酢の物でもいいですが、ここはじゅんさい日本一の秋田でも人気の「じゅんさい鍋」を作ってみましょう!

 

じゅんさいレシピ9

食材はこちら

生じゅんさい300gくらい

・鶏肉(比内地鶏なら最高!)

・鶏だんご(やっぱり比内地鶏なら最高!)

・ねぎ、ごぼう、きのこなどお好みで

・醤油ベースの鍋出汁(鶏ガラ出汁がよく合います)

・お好みで〆の麺

 

ちなみに、じゅんさいの量は「ちょっぴりお上品に添える」程度ではダメ。

じゅんさい鍋」というくらいなので、ドサっと200~300gはいきましょう!主役です。

 

出汁に肉、野菜を入れ火が通ったら、最後にじゅんさいです

じゅんさいレシピ10

ぐつぐつと煮えるこの美味しそうな色つや・・・

比内地鶏の肉から黄金の油が出てきてスープの表面が輝いています

もちろん普通の鶏肉でもOKです!が、この比内地鶏スープがやっぱり美味しいだよなぁ^^

 

ちなみに下ゆでしたじゅんさいは、そのまま食べれ状態なのでどのタイミングで食べても大丈夫。

好みの問題で「サクサク食感を味わいたい」という場合は軽く火が通ったら食べてもいいです。

でもワタシのお奨めは、少しクタっとなるまで煮ます。

何がいいかと言いますと、じゅんさいの周りのゼリーがスープに溶け出していくんです。

 

いいですかみなさん?

ネギやゴボウの旨みと地鶏の出汁が広がる醤油味のスープに、じゅんさいのゼリーが解けだし、少しトロミがついたスープに進化するんです・・・

 

これがうまい!これぞじゅんさい鍋の醍醐味!

と、店長工藤は思ってる次第であります^^

 

今は6月中旬。生じゅんさいを食べれるのもあと1か月少々。 ぜひチャレンジを!^^

明日は、我が家で人気の「じゅんさいのバター炒め」をご紹介します

 

比内地鶏専門店 秋田味商

こんな便利なセットもあります。

ワタシが「この組み合わせ最高!」と思う内容で作りました^^

NEWじゅんさい鍋

 


コメントを残す

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

コメントは管理者の承認後に表示されますのでご了承ください。

当サイトに掲載または使用している画像、デザイン及び文章は個人利用を除き、商用での無断使用は固くお断りしております。
必ず(有)秋田味商に連絡の上、許諾を得ていただきますようお願い致します

Copyright © 2008-2024 Akita Ajisho.